WHOによりますと、日本の飲酒人口は6,000万人程度と言われているが、このうちアルコール依存症の患者は230万人程度であると言われています。(3)
それから、アルコール依存症の原因の4割から6割は、遺伝によるものと言われています。(1)
例えば、[box class=”green_box” title=”アルコール依存症と遺伝の関連性”]
- 卵生双生児の場合のほうが、2卵生双生児の場合より、兄弟でアルコール依存症になる確率が高い。(4)
- もし、家族に、父親がアルコール依存症の人がいる場合、その人の息子は、90%の確率でアルコール依存症になりやすいと言います。(1)
- 親がアルコール依存症の場合、 赤ちゃんが、養子に行ってもアルコール依存症になってしまうそうです。(1)
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依存性薬物のひとつに「コカイン」がありますが、これを投与すると、ドーパミンの放出が急速に増加し、強烈な快反応が生じるそうです。(2)
同様に、アルコールを摂取もこのドーパミン放出を増強させ、気持ちよくなります。(2)
中脳の腹側被蓋野(VTA)から放出されるドーパミンの働きが大きく関係している、と考えられています。(2)
ただし、長期間にわたりドーパミンが過剰に放出されていると、脳で、ドーパミンへの耐性が生じ、少量のアルコールでは物足りなくなります。(2)
そのため、どんどんアルコールを増やさないと、満足できるだけのドーパミンが分泌されませんので、アルコールの摂取が増え続けて、結果的に、アルコール依存症になります。(2)
この状態で、もし、ドーパミンレセプターD2の遺伝子 DRD2がA1型の人はドーパミンレセプターD2の数が少なく、さらに、アルコール依存症になりやすなります。
[box class=”green_box” title=”DRD2がA1型”]DRD2がA1型の人はドーパミンレセプターD2の数が少なく、アルコール依存症になりやすい [/box]
ドーパミン受容体が少ない人は、肥満にも、同じ理由で、なりやすいです。(2)
遺伝自体は、本人には変えることができませんが、遺伝子型をチェックしたりできるのであれば、自分のリスクを理解して、アルコール依存症への準備や対処が可能になるかもしれません。
残念ながら、DRD2をチェックできる市販の遺伝子検査キットはないようです。もし、どうしても、DRD2の遺伝子型を知りたい人は、かかりつけの医師に相談してみてはいかかでしょうか。
参考文献:
(4) The DRD2 gene in psychiatric and neurological disorders and its phenotypes


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