ゲノム編集食品 高GABAトマトとは?
ゲノム編集食品が話題となっていますが、日本での、最初のゲノム編集食品は高GABAトマトではないかと言われています。 その高GABAトマトは筑波大学生命環境系/つくば機能植物イノベーション研究センターの江面浩教授らがクリスパー キャス9を使ってゲノム編集したトマトです。
ゲノム編集高GABAトマトは、筑波大学のバイオベンチャーから生まれたサナテックシード株式会社が販売します。
ゲノム編集高GABAトマトは、通常のトマトの15倍のGABAを含みます。GABAは血圧を下げることが知られています。
同社は、2019年末には世界初のゲノム編集による高GABAトマトが、お店の店頭に並ぶことを目指しているとのことです。
ゲノム編集食品 高GABAトマト 開発
筑波大学の研究チームはグルタミン酸からGABAを作り出す酵素GADに注目しました。
GADは通常状態では酵素の”ふた”が酵素の活性が高い部分を被って酵素GADが使えないようになっています。なのでGABAは生成されません。
しかし、植物がストレスにかかって植物の中にカルシウムイオンがたくさんある状態になるとカルモジュリン複合体というものを作り出します。この複合体が酵素GADの働きを止める”ふた”に結合すると、GADの”ふた”が変形しGADの活性の高い部分が、表に出てきて、再びGADを活性化してGABAを生成するようになります。
筑波大学の研究ではこのGADを抑制する”ふた”を作る遺伝子をノックアウト (切除と除去)をクリスパー キャス9を使うことによって試みました。
その結果、ゲノム編集によって作られた新しいトマトの品種マイクロトムでは、GABAの含有量が普通のトマトより約15倍 (125mg/100g)含まれていました。
[voice icon=”https://dnanohanashi.com/wp-content/uploads/2019/09/blanc_20190906_201628-300×293.png” name=”DNAパパ” type=”r”]トマト一個の重さは、約20gだそうで、計算上20㎎のGABAが、ゲノム編集高GABAトマトに含まれていますので、一個食べれば十分に血圧は下げられます。10-20㎎のGABAが血圧降下に必要です。GABAの関連記事血圧降下の詳細は、こちらの関連記事をご覧ください。血圧降下作用のある、おすすめGABA入りドリンク[/voice]
GABAとは
GABAはアミノ酸の一種で、主に脳や脊髄で抑制性の神経伝達物質として働いています。主な効果は:
- 抗ストレス作用、ストレスを減らし、興奮した神経を落ち着かせます。そして、気持ちを落ち着かせます。トップアスリートのストレス対策にも使われています。
- リラックス効果をもたらします。不安を和らげたり筋肉の緊張を解いたりします。
- 寝る30分前にギャバを摂ることで、寝つきがよくなり、また深く質の良い睡眠を保つ効果があることが確認されています。
- ドーパミンなどの興奮系の神経伝達物質を抑えてリラックス状態を作り上げます。
- ストレスが多いと体内のギャバはどんどん疲れてしまい常に足りない状態になっています。
- 本来であればギャバは体内で十分な量が作り出されるのですが、ストレスが沢山あったり、年を取ってくると体内のGABA の量が少なくなるという傾向があると言われています。
- GABAが足りなくなるとリラックスできなくなり精神的な緊張感が続いてしまいます。
- 1回に30mg以上、より機能を実感されたい場合は、50~100mgのギャバを食品やサプリメントから摂取することで、ストレス軽減などの効果が期待できると考えられています。
出典または参考文献:ギャバ・ストレス研究センター
高GABAトマト 安全性 表示
筑波大の高GABAトマトの場合は、ゲノム編集食品でも
- DNAを切って、いわゆる遺伝子をノックアウトして、その遺伝子を使えなくして作るゲノム編集食品
この場合は、自然界での突然変異や品種改良とあまり差がないので厚生労働省と消費者庁はゲノム編集食品を作る会社に、ゲノム編集食品を販売する際に安全性や表示などを義務化しないと決めました。
安全性についても、遺伝子をノックアウト場合は、同じ理由で、(自然界での突然変異や品種改良とあまり差がないという理由で)、安全性には問題ないという結論になっています。
ゲノム編集食品の安全性についての関連記事がありますので、ぜひこちらもご覧ください。ゲノム編集食品 安全性 ヌルセグリガント
[voice icon=”https://dnanohanashi.com/wp-content/uploads/2019/09/blanc_20190906_201628-300×293.png” name=”DNAパパ” type=”r”]高GABAトマトを開発したサナテックシード社の技術担当取締役に就任した筑波大の江面浩教授は、「ゲノム編集食品に興味があって食べてもらえる人に、最初に売りたい」、ということなので、ゲノム編集した商品であることを表に出して販売するのではないでしょうか[/voice]
まとめ
私自身、良く緊張したり、あまりよく眠れないことがあるので、ゲノム編集された高GABAトマトが発売されたら、試しに食べてみたいと思います。なぜなら、GABAの含有量が、普通のトマトにくらべ15倍の含有量と圧倒的に多いので、是非、食べてGABAの効果を体験してみたいです。
ゲノム編集自体の技術が比較的簡単なうえ、有用な食品がかなり作りやすい条件がゲノム解析の進歩により、整いつつありますので、今後も、このようなゲノム編集された農作物やゲノム編集食品は、どんどん開発されていくと予想されます。
高GABAトマト製品
まだ、ゲノム編集された高GABAトマトは、発売されていませんが、伊藤園とカゴメから、高GABAのトマトの機能性表示食品の製品が出ているので、よかったらチェックしてみてください。GABAが多く含まれるいることには変わりませんので、こちらの商品でも、血圧を下げる等の効果が期待できます。
伊藤園のGABAトマトには、GABAが1本当たり50mg含有
その他の高GABA製品
プレティオには、血圧降下作用を有する『GABA(γ-アミノ酪酸)』が1本に10mg以上が含まれている保健機能食品(特定保健用食品)です。血圧降下作用が証明されている健康飲料プレティオをお試しください。
注意点:高血圧の患者さんで、すでに、血圧の薬や、血圧低下作用のある製品を飲んでいる場合は、医師の指導の下に、プレティオをお試しください。



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