お肌のもとになる細胞を活性化させるヒト幹細胞美容液とは?
最近、話題のヒト幹細胞美容液ですが、使った人たちのヒト幹細胞美容液の使用前、使用後を見ると、確かに、お肌に張りが戻り、若々しくなったように見えます。
ヒト幹細胞美容液とは?
ヒト幹細胞美容液とは、ヒト幹細胞培養液が配合されている美容液のことで、培養しているヒト幹細胞自体は、製造の過程で取り除かれ、ヒト幹細胞培養液には含まれていません。
ヒト幹細胞培養液は、ヒト幹細胞を育てる際に使う、様々な成分を含む栄養価の高いの液の事です。
[voice icon=”https://dnanohanashi.com/wp-content/uploads/2019/09/blanc_20190906_201628-300×293.png” name=”DNAパパ” type=”r”]みなさんご存知の京都大学の山中伸弥先生がノーベル賞を受賞した、あのIPS細胞も、基本的に、ヒト幹細胞培養液と同様な液体を使って培養しています。[/voice]
ちなみに、ヒト幹細胞は、簡単にいいますと。ヒトのいろいろな細胞になれる元の細胞で、再生医療等で登場してくる細胞です。私たちの体に存在します。
ヒト幹細胞の種類で一番知られているのが、脂肪組織由来幹細胞(ASCs)です。
脂肪組織由来幹細胞は、皮下脂肪から、美容外科手術のひとつである脂肪吸引手術より得られた液状脂肪(lipoaspirates)から採取されるのが一般的です。*1
この脂肪組織由来幹細胞は脂肪・骨・軟骨などになれることが実験で証明されています。*1
ヒト幹細胞培養液に含まれる成分
ヒト幹細胞美容液に使われる、ヒト幹細胞培養液には、ヒト幹細胞が培養されている過程で分泌する様々な成分が含まれています。その中でも、重要な成分を順に紹介いたします。
成長ホルモン
この中で1番大切な成分は、成長ホルモンです。
成長ホルモンは、ご存知の方も多いと思いますが、体の成長に関わる重要な役割がありますが、もう一つ重要な役割があります。それは、体の細胞を修復するという事です。
成長ホルモンは、夜10時から朝2時の間によく出るようなので、その間に、熟睡していると、健康に大変よく、もちろんお肌のコンディションもよくなります。
反対に、寝不足や不規則な生活パターンより、成長ホルモンが十分に分泌されなくらると、体の修復がうまくいかなくなり、老化が進んだり、病気になりやすくなります。お肌が調子悪いという方は、睡眠が原因かも知れません。
サイトカイン
サイトカインは、細胞同士にシグナルを送る、小さなタンパク質です。
これらの小さなタンパク質の中には、リガントと呼ばれていているものがあり、リガントが、ターゲットの細胞の表面になるレセプターにくっつきますと、その細胞が活性化されます。
リガントとレセプターは、鍵と鍵穴の関係で、リガントは、ある特定のレセプターだけにくっつくことができます。これらの二つの小さなタンパク質ががっちりくっつかないと、細胞は活性化されません。
代表的なリガントは、EGFで上皮細胞成長因子とも言われています。今では、よく美容液に配合されています。また、医療の現場でも、火傷や手術の傷の回復の為に、使用されています。
このように、ヒト幹細胞美容液には、細胞を直接スイッチオンさせるリガントようなタンパク質が入っている点が、従来の美容液と画期的に違う点です。
ヒト由来と植物由来の幹細胞美容液の違い
ヒト幹細胞美容液のリガントは、ヒト由来の物、そのものなので、ヒトのレセプターにがっちり結合できますので,細胞から活性化してお肌を元気にすることができる可能性があります。
反対に、植物系の幹細胞美容液の場合は、リガントの形がヒト由来の物ではないので、レセプターには、合致できず、間接的にお肌の細胞を活性化しますが、ヒト由来幹細胞美容液に比べると、美肌効果は薄くなると思われます。
ある記事では、植物由来の幹細胞美容液は、普通の美容液と同じ分類にすべきだと言ってます。
一言に幹細胞美容液と言っても、ヒト由来のものと植物由来のものは、全く別物です。
コラーゲンとヒアルロン酸
それから、ヒト幹細胞培養液の中では、リガントにより活性化した真皮幹細胞が、線維芽細胞を作り出し、その線維芽細胞が、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出します。ということで、ヒト幹細胞培養液には、コラーゲンやヒアルロン酸が多く含まれています。これらのタンパク質は、ご存知のように、お肌に効果的で、お肌の組織形成の時の材料になります。
ヒト幹細胞培養液の安全性
ヒト幹細胞美容液を購入する際のポイントの一つですが、製造元が政府から認可されていることが重要です。パッケージの裏側に記載があるので、確認してください。もし書いてない場合は、販売会社にお問合せしてもいいと思います。
2014年11月に「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)」が施行されて、法律上、特定細胞加工物製造受託を認可された工場だけが、ヒト幹細胞培養液を製造できます。
株式会社アイビーティジェイは、特定細胞加工物製造受託を認可された製造業者のひとつです。
ヒト幹細胞美容液の製造を受託する際には、政府に申請する書類を準備、法令チェック、申請後、各種申請が通過した時点で、製造を開始します。
特定細胞加工物製造受託を認可された工場ですので、製造の過程も、その認可に沿ったスタンダードな工程ですので安心です。
完成品についても、品質管理基準に基づき厳密な検査をします。
ヒト幹細胞のドナー
一般的に、ヒト幹細胞培養液に使用されているヒト幹細胞は、培養の前に、きちんとスクリーニングされています。
条件としては
- 健康であることが確認されている。
- 細菌、ウイルス感染がない
- 採取された細胞は、約半年冷凍保存される。半年の間に、ドナーが、ウインドウズピリオドを経てエイズ等のウイルス感染の証拠がないことを確認する
ウインドウズピリオドとは、HIVのようなウイルスは、潜伏期間があってすぐには見つけることができません。ちなみにHIVのウインドウズピリオドは2か月間です。 感染が疑われた日から2か月間経過すれば、ほとんどすべてのHIVの感染を見分けることができます。
引用:What is the window period for HIV testing? https://www.aidsmap.com/about-hiv/what-window-period-hiv-testing
まとめ
ヒト幹細胞美容液は、再生医療の技術を応用した最新の美容液です。
これまでの美容液にはできなかった、成長ホルモンやEGFのような、小さなタンパク質、リガントが、直接お肌を細胞を活性化させることが可能になりました。
効果を発揮するまでに2-3か月かかるようですが、肌の奥にある真皮の中の幹細胞が活性化されると、今度は、線維芽細胞が作られ、次に、線維芽細胞がコラーゲンやヒアルロン酸を沢山作り出し、お肌の細胞のターンオーバーを回復させ、お肌を若々しく保ちます。![]()
参考文献
*1:ヒト脂肪組織由来幹細胞の分離と脂肪・骨・軟骨への分化 ―幹細胞の供給源としての脂肪組織―
[関西医科大学雑誌 第 59 巻 第 2・3・4 号 2008 年]http://www3.kmu.ac.jp/igakukai/59-2.pdf
2:What is the window period for HIV testing? https://www.aidsmap.com/about-hiv/what-window-period-hiv-testing


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