ナノポア ヒトゲノム解析コスト 40万円

ナノポア
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【この記事には広告(PR)が含まれていますが、自分の経験と調査に基づき真摯に書いています】

オックスフォード ナノポア テクノロジー社のニュースレター2019年8月9日の要約ですが、 シャフィン研究グループ(Shafin et al. )が論文で、最新のヒトゲノム解析について発表しました。

ナノポア社のPromethIONという機械とイルミナ社のHiC シークエンシングを使って、ヒトゲノムを、9日で解読しました。人のゲノムのサンプルの準備期間は書いてません。

PromethION イメージ、ナノポア社より

この論文のポイントは、ゲノム解読のあとの解析が、新しいソフトウエアによって、6時間で完了したところです。 これは、現在あるほかのソフトウエアに比べると、4倍速いとのことです。

論文の中で、ヒトゲノムの解析コストは、ナノポアテクノロジーの最初のころの機械を使った場合は約500万くらいだったが、一年前くらいは約70万まで下がり、現在は約40万まで下がったと言ってます。将来的には、もっと下がるだろうと予想してます。

ちなみに、今回の論文で、一人のヒトのゲノムに存在する遺伝子の約99%を確認できたと言ってます。ナノポアの精度の高さを表しています。また、今回のDNA解読、解析方法で人の染色体レベルまで(簡単に言うと、ほぼほぼヒトゲノム全部のレベルで)解析ができたと言ってます。これは、これまでのイルミナ社の短いDNAを専門に解読する技術では、不可能でした。(イルミナ社の機械の場合は、短いDNAを沢山解読します、短い分、精度はナノポアよりも、まだ上です)。

参考:Efficient de novo assembly of eleven human genomes using PromethION sequencing and a novel nanopore toolkit (https://www.biorxiv.org/content/10.1101/715722v1

ここから、私の感想ですが、これから、5年以内には、確実に自分のゲノムを10万円くらいで、解読でき、解析も可能になると見えてきました。しかも、10年後くらいには、自分のゲノム解析も自宅でできる可能性があります。

自宅や野外で、その場でゲノム解析ができる。MinION イメージ、ナノポア社より

この論文でも、少し触れていますが、人ひとりのゲノムの解読で、約200GBくらいのデータを作り出しました。この情報の処理と保存が実は、結構な課題でして、現在、この膨大な情報を処理するバイオインフォマティシャンというバイオのプログラムのエンジニアが非常に足りない状況です。もし、今後、バイオのほうで仕事がしたい方や学生さんは、バイオ インフォマティシャンという職業をおすすめします。

今後の、バイオやゲノムは最新のIT技術無しには発展できません。サーバーの管理、コストも大変大きな課題ですし、逆にバイオのデータの記録専用サーバーの会社とか絶対に伸びると予想されます。

最後に、ナノポア社は現在、株の公開に向けて準備中です。是非、この機会をつかんでください。特に、サイエンスの研究者や技術者は、起業したりするのが難しいとご存知かと思います。なおさら、自分の将来の為にも、ナノポア社に投資してみてはいかがでしょうか!

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