最新のゲノム解析のコストについて興味があったので調べてみました。2003年に初めてヒトゲノム解析が行なわれたときの費用は3000億円でした。
しかも解析に10年かかりました。前回は、ナノポアが、ヒトゲノム解析に約40万円とご紹介いたしまたが、アメリカの会社が、イルミナ社の技術を使って、約10万円でヒトゲノム解析のサービスを提供しています。
ヒトゲノム解析コスト 3000億円から今は10万円
出典:First FDA Authorization for Next-Generation Sequencer
ここ10年でゲノム解析のコストは1万分の1。 イルミナ社の寄与大きい。
アメリカのDante Labsが現在、ヒトゲノム解析と遺伝子チェックのセットを約10万円でサービスを提供しています。
Dante Labsは、AIを利用して、ゲノム解析の分析をスピードアップしているようです。
Dante社のヒトゲノム解析と遺伝子チェックのセット:Whole GenomeZ – Premium Whole Genome for Advanced Analysis (130X + 30X)
ゲノム解析自体は、DNAの配列だけなので、それを分析しないと意味がありませんが、一度解析すれば、ほぼほぼ変化しませんので、後々、自分の遺伝子を分析する際に便利と思われます。ゲノム解析は、体の世界地図のようなものと思っていいでしょう。
同社の遺伝子のチェックのほうが、実は、意味があって、遺伝的疾患のなりやすさなどのレポートのもとになります。
遺伝子チェックには、ヒトゲノムの中でも、タンパク質をコードしてる遺伝子領域だけ調べます。
ちなみに、タンパク質をコードしてる遺伝子領域をエクソンといいます。エクソンはヒトのゲノムの約1%を占めているだけなのに、遺伝子疾患の原因の85%に関連している。
つまり遺伝子変異による疾患を探るには、このエクソンを調べるのはかなり効率的な方法となる。
そのため、エクソンだけを検査する、多くの市販の遺伝子検査キットは、ゲノム解析より全然安いです。
もう一つ、中国のBGI社も約8万でヒトゲノム解析のサービスをしていますが、解析のみで、遺伝子の良しあしを判断するレポートはオプションで、別料金と思われます。
中国 BGI社
かつては3000億円だったゲノム解析費用が今や10万円程度、その背景には、イルミナ社の機械たちが重要な役割をしました。
現在は、2年前に、イルミナ社は、売り出した遺伝子解析機械「NovaSeq」の活躍が大きと思われます。NovaSeqは1時間もかからずにヒトゲノム全体を解析するという。
コストの低下は今後も続くと思われ、これまで以上に速くかつ低コストのゲノム解析が可能になり、将来的には、もっとたくさんの遺伝子キットが使われることになると思われます。
参考リンク



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