GeneLife genesis 2.0 の360項目の遺伝子をよく見てみた。ダイエットに関係するBMIの遺伝子 CDKAL1

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GeneLife genesis 2.0 の360項目の遺伝子のうち、BMIの遺伝子は7種類あります。本日は、その内の一つCDKAL1について、ご紹介いたします。

[aside]補足
遺伝子検査では、リスク遺伝子型か、そうでないか(正常)を遺伝子の中や、遺伝子の周りのDNA配列の中の特定な場所にあるSNPsの違いを見分けることで、判断しています。 [/aside]

遺伝子CDKAL1の機能はまだわかっていないようですが、CDKAL1のリスク遺伝子型は2型糖尿病との関連性が高いと日本人、アジア人とヨーロッパ人を調べた数々の研究に報告されています。

日本人を対象にした研究論文では、日本人の場合はCDKAL1とKLF9(もう一個の遺伝子、これも360項目の一つです)のリスク遺伝子型が2型糖尿病との関連するが、ヨーロッパ人では、CDKAL1だけが関連していると言ってます。やっぱり、人種によって少し違いがあるようです。(1)

それから、あるCDKAL1のリスク遺伝子型 (T allele of rs2206734)では、BMIが下がるのに、2型糖尿病になるリスクが高くなるという結果も出ました。理由は、インスリンが出にくくなるので、BMIが下がるかも、すなわち体重が減るのだろうと言ってます。

BMIが下がるタイプのDKAL1のリスク遺伝子型だったら、安全な気もしますが、糖尿になる恐れも高くなる場合があるので、気を付けたほうがいいですね。時々、痩せている人でも、糖尿になったりしますが、今思うと、そういう人たちは、このタイプの遺伝子型だったのかと思います。

ちなみに、GIPR (BMI項目の一つ)でも、BMIが下がるのに、2型糖尿病になるリスクが高くなるという結果がほかの研究で持てているようです。

他には、CDKAL1のリスク遺伝子型は8歳児のBMIと胎児のときに体重が重いという事に関連しているともわかっています。

BMI(Body Mass Index、肥満の指標、体重と身長から計算される)が肥満の判定によく使われますが、BMI25以上で肥満とされています。食生活の変化に伴って世界中で肥満人口は増加傾向にあり、現在、約20億人が肥満と推定されています。(2)

もし、BMIのリスクが高いという結果が出たら、心筋梗塞、高血圧といった生活習慣病、最終的に、2型糖尿病 (インスリンが効きにくくなるタイプの糖尿病、よく肥満、運動不足に関連する)になる確率が高くなりますので、その予防に力を入れるべきでしょう。仮に、自分の現在のBMIが良くても、遺伝子検査でBMIのリスクが高いと出た場合は、将来的に問題が起きる可能性があるので、予防や準備をしておけばいいかと思います。

今回、ご紹介いたしました、ダイエットに関係するBMIの遺伝子 CDKAL1は、GeneLife genesis 2.0 の360項目の遺伝子のひとつです。もし興味がありましたら、ご覧ください。

 

参考文献:

(1) Common variants at CDKAL1 and KLF9 are associated with body mass index in East Asian populations、Nat Genet. ; 44(3): . doi:10.1038/ng.1086.

(2) 東アジア人集団の肥満の個人差を左右する遺伝子を同定

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